株式会社システムブレイン様

Pマークの取得に向け最適なコストで効果的な
ファイルサーバーのアクセスログ管理を実現

群馬県の地場企業として、生産管理系システムを中心に物流、製造、流通などの分野で数多くの実績を誇るシステムブレイン。プライバシーマーク(以下、Pマーク)の取得が必要となった同社は、その一環として「MylogStar FileServer(マイログスター ファイルサーバー)」を採用。

これにより、重要なファイルへの不正アクセス等がないことを最適なコストで効果的に証明できるようになった。
また、今回の導入の経験を活かし、MylogStar FileServerを自社のセキュリティ対策ソリューションとして、顧客へ提案している。

使用製品:MylogStar FileServer(マイログスター ファイルサーバー)

生産管理系システムの開発を中心に
物流、製造、流通などの分野で数多くの実績

 1994年に設立されたシステムブレインは、ITソリューションの企画、提案および開発、導入、運用・保守などを主な業務とするほか、インターネット、携帯電話等の通信技術を活用したコンテンツの企画・開発から技術支援、セキュリティ対策、コンサルタントまで幅広く手掛けている。中でも、生産管理系システムの構築を得意としており、物流、製造、流通の分野で数多くの実績を積み重ねてきた。
 また最近では電気機器メーカーと提携し、メガネ型ウェアラブル端末を活用したアプリケーションの開発を進めている。これは、製造・物流などの現場において、作業者の目視情報とデジタル情報をリンクさせ、遠隔地と視界を共有することで、ハンズフリーの作業支援を目指すもので、同社の新たなビジネスにつながる研究として期待を集めている。

Pマークの取得に向け「MylogStar FileServer」を導入
低コストに加え、レスポンスとUIの良さが決め手

課題・解決

業務上、企業のミッションクリティカルなシステムと関わることも多いシステムブレイン。そうした企業からは個人情報の保護や高いセキュリティを担保できる体制を求められることも少なくないという。

「そこで当社でもPマークの取得を目指すことになったのですが、その際に必要だったのが、個人情報など機密データを保管したサーバーへのアクセスログと、アクセスするユーザーおよびアクセス権限の適用状況の把握・提出でした」とITソリューション部 営業推進担当部長の森雅巳氏は説明する。

 2016年4月、Pマーク取得に向けたプロジェクトがスタート。5月より具体的な製品の検討に入った。その過程で複数の製品が候補に上がったが、管理サーバーを構築するタイプのネットワーク型製品では導入コストが高くついてしまうため、費用対効果を考えると現実的ではなく、最初に選定から外れたという。

 一方、スタンドアロン型のMylogStar FileServerは管理サーバーが不要で、監視対象のファイルサーバーへ直接インストールすればよいため、コストを大幅に抑えることができる。この点を高く評価した同社は、まずトライアル版を使って検証を進めた。その後、ITイベントに出展していたラネクシーのブースを訪問して詳しく説明を受け、5月末には正式な採用を決定した。この点についてITソリューション部 課長の西村貴博氏は「サーバーへ直接インストールする製品は他にもありましたが、MylogStar FileServerと比べると、レスポンスの速さで劣っており、ユーザーインターフェース(UI)もあまり使いやすいものではありませんでした。
ログ管理は導入して終わりではなく、その後の運用が大事ですから、選定の際には使い勝手を重視しました」と振り返る。

精度の高いアクセスログの収集が可能に
重要ファイルにまつわる不正の有無もしっかり把握

株式会社システムブレイン
IT ソリューション部 営業推進担当 部長
森 雅巳 氏

株式会社システムブレイン
IT ソリューション部 課長
西村 貴博 氏

 トライアル版から正式版への移行は、基本的にライセンスキーの切り替えのみのため、作業はスムーズに進んだ。現在は、1台のファイルサーバーへ個人情報をすべて集約して、毎月1回取得ログのチェックを実施している。なお、管理の方法としてはCSVデータをエクスポートし、Excelで独自の管理フォームと突き合わせ、集計するという運用を行っている。
「MylogStar FileServerの導入により、当初の目的であったファイルサーバーへのアクセスログの確実な収集が実現しました。また、サーバー内における操作内容を時系列かつ連続的に監査ログとして取得・管理できるため、不正の有無もしっかり把握できます」(西村氏)

 また、副次的な効果として、各社員の業務状況もある程度、把握できるようになったという。サーバーへのアクセス内容・頻度・時間帯など、行動により業務のボリュームなどが読み解けるそうだ。森氏は「今回はPマークの取得を目的にMylogStar FileServerを導入しましたが、他のセキュリティ対策への応用も期待できると思います」と見通しを語った。

MylogStar FileServerのフル活用を目指す
自社のセキュリティ対策ソリューションとして、顧客へも提案

システムブレインでは現在、MylogStar FileServerをファイルへのアクセスログの取得をメインに利用しているが、将来的にはイベントログなど他のログも取得することで監査情報を強化。さらに、アラートやレポートなど他の機能もフルに活用し、システムの運用管理に役立てていく方針だ。

「そして今回のPマーク取得プロジェクトにおける経験をもとに、MylogStarFileServerを自社のセキュリティ対策ソリューションの一オプションとして組み込み提供できればと考えています。そういう意味でも、ラネクシーには引き続きご支援いただければ幸いです」と森氏は抱負を語った。

システムブレインのセキュリティ対策ソリューション

システムブレインが提供するセキュリティ対策ソリューションは、同社が提案するシステムインテグレーションサービスのひとつで、コンサルティングから開発、運用までをワンストップサービスとしてトータルコーディネートが可能です。

  • 豊富な経験とノウハウ、実績をもとに、お客様のニーズへ的確に応えるコンサルティング(企画、提案)業務
  • 求められる機能を確実に実現するソリューションを構築するシステム開発(設計、開発)業務
  • システムを円滑に運用するためのサポートを提供する保守・運用業務、代行業務

詳細資料

ご担当者様のインタビュー取材記事を掲載したPDFをダウンロードしていただけます。

お客様概要

株式会社システムブレイン

  • 所在地:群馬県太田市飯塚町1458-1
  • 代表取締役社長:松本 隆
  • 設立:1994年9月
  • 資本金:1,000万円
  • 事業内容:ITソリューションの企画、提案および開発、導入、運用保守サービス、通信技術(インターネット、携帯電話等)を活用したコンテンツの企画、開発およびコンサルタント情報技術支援、情報セキュリティ対策サービスおよびコンサルタント

http://www.sysbrain.co.jp