IT資産管理とPC操作ログ管理の違いとは?
情報システム担当者が知っておくべき選定ポイント

最終更新日:2025年10月20日

IT資産管理とPC操作ログ管理の違いとは? 情報システム担当者が知っておくべき選定ポイント

はじめに

企業、自治体、教育機関など、多くの組織の情報システム担当者が直面する課題には様々なものがありますが、特に「IT資産管理」と「PC操作ログ取得」では目的や用途が異なります。これらを混同すると、本来の課題解決から逸れる可能性があります。ここでは、一般的なIT資産管理製品とPC操作ログ取得製品(MylogStar)の目的の違いを明確に説明します。

IT資産管理製品の役割

「IT資産の状態を把握・管理すること」が主な目的です。

  • PCやソフトウェアのIT資産管理(ライセンス管理、棚卸)
  • セキュリティパッチやソフトウェア更新の管理
  • ハードウェア・ソフトウェアの稼働状況把握
  • IT資産の現状確認と棚卸支援
IT資産管理製品の役割

PC操作ログ取得製品の役割​

「ユーザーの操作を正確に記録・追跡すること」が主な目的です。

PC操作ログ取得製品の役割
  • 内部統制やコンプライアンス対応
  • 情報漏洩の早期発見と原因特定
  • 不正操作・異常行動の検知と記録
  • セキュリティ事故時の証跡保全

PC操作ログ取得製品は「誰が・いつ・どのファイルに・どのような操作をしたか」といった精度の高い証跡を残すことで、セキュリティやリスクマネジメントに特化しています。

目的 IT資産管理製品 PC操作ログ取得製品
主な用途 資産把握・管理 セキュリティ証跡保全・リスク対応
対象情報 ハードウェアやソフトウェアの稼働状況や棚卸状況 誰が・いつ・どのファイルに・どのような操作をしたのかといった詳細記録
管理対象 IT資産(機器やソフトウェア) 操作履歴・ファイルアクセス記録などの行動
記録精度 一般的な利用状況(資産状態) 操作単位の精密な行動履歴

MylogStarの活用事例

PC操作ログ取得製品としてMylogStarが選ばれる理由​

IT資産管理ではカバーしきれない「操作ログの精度」と「証跡の信頼性」。その両方を実現するのが、ログ管理専用ツール「MylogStar」です。

  • 内部統制・ガバナンスの強化を求める企業や自治体
  • 教育機関など、PC利用が広範かつ共有される現場
  • 情報漏洩対策や証跡保存が義務付けられた公共機関や業界
  • セキュリティ基準や各種ガイドラインへの準拠が必要な組織

PC操作ログの管理は、IT資産管理製品ではカバーできない精度と範囲を求められるため、専用に設計されたMylogStarが最適な選択となります。IT資産管理とPC操作ログ管理の違いを正しく理解し、自組織のニーズに適した製品を選択しましょう。MylogStarはログ管理専用設計により、セキュリティ対策や業務改善の精度と確実性を高めます。

観点 MylogStar IT資産管理製品 差別化の要点
製品ジャンル 操作ログ取得専用ツール 統合型IT資産管理ツール 対象機能の幅と深さが異なる
主目的 高精度なユーザー操作ログの取得と保全 IT資産管理(インベントリー/配布/監視) セキュリティ・証跡重視の用途に特化
操作ログの粒度​ アプリケーション単位/操作単位で時系列に記録 抜粋・画面単位での記録が中心 ログの詳細性・法的証拠性で優位性あり
証跡の改ざん防止 改ざん検出・暗号化・長期保管に対応​ 弱い(ログ出力後は外部依存) ガイドライン準拠性で強い訴求可能
教育委員会・学校用途​ GIGAスクール端末操作・校務情報操作の追跡​ PC配布後の運用管理、資産棚卸し 導入部門・目的が明確に異なる

関連情報

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この記事を書いた人

株式会社ラネクシー MylogStar担当者

20年以上にわたりログと向き合い、活用方法を模索し続けているMylogStarの製品担当。
新たな活用方法はないかどうか最新のトレンドにアンテナを張り、皆さまに役立つ情報をお届けします!

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