MylogStar 2.5 Release9

【リリース日】

2012/01/23

【動作環境変更】

1. VMware View 5に対する動作検証を行いサポート対象として追加

VMware View 5上における動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
Client、Manager

View Composerによる仮想デスクトップのプロビジョニング機能にも対応しています。ただし、導入時に予め設定を行う必要があります。設定資料を別途ご用意しておりますので、詳細についてはお問い合わせください。

2.ESXi 5環境上での動作検証を行いサポート対象として追加

VMware ESXi 5上に構築された、対応する仮想OSでの動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
Server、Hub Server、Client for Server OS、Analysis Option、Client、Manager

なお、仮想OS上でMylogStar Serverを稼働させた場合、物理マシンに比べ、パフォーマンスが低下しますので、環境構築の際はご注意ください。

3.XenDesktop 5.5 VDI構成に対する動作検証を行いサポート対象として追加

Citrix XenDesktop 5.5におけるVDI構成上での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
Client、Manager

Provisioning Serverによる仮想デスクトップのプロビジョニング機能にも対応しています。ただし、導入時に予め設定を行う必要があります。設定資料を別途ご用意しておりますので、詳細についてはお問い合わせください。

4.XenServer 6.0環境上での動作検証を行いサポート対象として追加

Citrix XenServer 6.0上に構築された、対応する仮想OSでの動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
Server、Hub Server、Client for Server OS、Analysis Option、Client、Manager

5.XenApp 6.5上での動作検証を行いサポート対象として追加

Citrix XenApp 6.5上での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
Client for Thin Client

各製品において動作を保証するサーバOSは以下の通りです。
・XenApp 5  Windows Server 2003 R2 (x86)、Windows Server 2008 (x86)
・XenApp 6  Windows Server 2008 R2
・XenApp 6.5  Windows Server 2008 R2

なお、MylogStar Client for Thin Clientを導入したXenApp環境において、公開デスクトップと公開アプリケーションを併用することはできませんので、ご注意ください。

6.SQL Server 2008 SP3利用時の動作検証を行いサポート対象として追加

Service Pack 3を適用したSQL Server 2008利用時の動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。Serverの動作環境として追加されます。

7.SQL Server 2008 R2 SP1利用時の動作検証を行いサポート対象として追加

Service Pack 1を適用したSQL Server 2008 R2利用時の動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。Server、Desktopの動作環境として追加されます。

【機能追加】

1.VDI/シンクライアント構成における接続元端末情報を取得する機能を追加

VDIまたはシンクライアント構成における接続元端末のコンピュータ名とIPアドレスを取得して、操作ログに表示する機能を追加しました。本機能を使用する場合は、手動でプラグインを適用する必要があります。なお、ユーザ識別区分が「IPアドレス」の場合、本機能は動作しません。以下のVDIまたはシンクライアント製品に対応しています。

■VDI
・Citrix XenDesktop 5.5
・VMware View 5

■シンクライアント
・Microsoft Windows Server 2008 R2 リモートデスクトップサービス
・Microsoft Windows Server 2008 ターミナルサービス
・Microsoft Windows Server 2003 R2 ターミナルサービス
・Citrix XenApp 6.5

2.自動バージョンアップ失敗時のリトライ機能を追加

ネットワーク経由で自動的にMylogStar Client をバージョンアップする処理が失敗した場合に、それを検知してバージョンアップ処理を再実行する機能を追加しました。

3.Managerログイン、終了時の記録機能を追加

Manager、Backup Tool、Restore Tool、Maintenance Toolへのログイン成功、ログイン失敗、および各プログラムの終了時、その記録をステータスログに出力する機能を追加しました。なお各プログラムが異常終了した場合、その記録は出力されません。

4.PorterS接続テスト機能を追加

SMB経由でログ転送を行うプログラムであるPorterSに、適用した設定通りに正しく接続ができることを試行する機能を追加しました。

【機能改善】

1.PorterRの登録処理を改善

PorterRの登録処理を改善しました。VDI構成において取得されたログや、ローテーションデータベースに該当するログの、登録時間が短縮されるよう性能向上を図りました。

2.配布サーバをFQDNで指定できるよう改善

MylogStar Serverインストール時に設定する配布サーバについては、これまでIPアドレスでのみ指定可能でしたが、FQDN(完全修飾ドメイン名)によっても指定できるよう改善しました。

3.VDI構成におけるログ送信方法の改善

VDI構成においては、仮想OSのロールバックやプロビジョニングの影響により、取得した操作ログが消失する可能性があります。本リリースにおいて、仮想OS終了時に操作ログを全てServerへ送信する方法を確立しました。
以下のVDI製品に対応しています。
・Citrix XenDesktop 5.5
・VMware View 5

4.ライセンス削除方法の改善

Managerのライセンスメンテナンス画面において、複数のライセンスを一括して削除できるよう改善しました。

5.PorterS/PorterCの性能改善

取得した操作ログを対象端末から回収するプログラムであるPorterS/PorterCにおいて、その回収速度が向上するよう性能改善を図りました。

【仕様変更】

1.MylogStar Lightにおける利用可能機能を変更

MylogStar Lightにおいて以下の機能が利用できるよう、仕様を変更しました。
・インターネットログの取得、閲覧
・検索機能アドバンスドモード
・串刺しログの閲覧
・システム日付制御
・データ連係

2.シンクライアント環境におけるスナップショットログ取得不可の制限解除

シンクライアントサーバーに対してインストールするMylogStar Client for Thin Clientにおいては、スナップショットログが正常に取得できない制限事項がありました。この制限事項を解除し、本リリースよりシンクライアント環境においてもスナップショットログが取得できるよう、仕様を変更しました。
ただし、GO-Global 環境においては、これまでと同様にスナップショットログは取得できません。

3.MylogStar Desktopの利用DBMSを変更

Windows XPに対してMylogStar Desktopをインストールする際、DBMSとしてSQL Server 2005 Express Editionを利用するよう、仕様を変更しました。
これ以外のOSにおいては、SQL Server 2008 R2 Expressを使用します。
なおインストールメディアには、SQL Server 2005 Express Edition Service Pack 4とSQL Server 2008 R2 Express Service Pack 1が同梱されます。

【不具合の修正】

1.ローテーションDB参照時に操作ログが閲覧不可能になってしまう問題

操作ログが存在する部門に部門権限を付与しないままログローテーションを行った場合、このローテーションデータベースを参照する際に、該当部門の操作ログが閲覧不可能になってしまう問題がありました。本リリースで、この問題を修正しました。

2.ユーザ識別子がログイン名の場合にデータ連係のインポートに失敗する問題

ユーザ識別子がログイン名の場合、データ連係機能によって生成したXMLファイルをインポートすると、エラーが発生して処理が失敗する問題を修正しました。