エム・アール・エス広告調査株式会社 様

プライバシーマークの更新を機に情報セキュリティを高めたことで社員のセキュリティ意識も大幅に向上

エム・アール・エス広告調査株式会社は、全国の新聞・雑誌に掲載された広告や首都圏の鉄道関連の交通広告に関する広告出稿量統計データの提供と、広告領域における専門性の高いマーケティングリサーチという2 つの事業を柱に展開している

使用製品: MylogStar(マイログスター)、DeviceLock(デバイスロック)

プライバシーマークの更新を機にアクセスログの取得・分析ツールの導入を検討

 エム・アール・エス広告調査株式会社は機密情報を多く扱うということもあり、2002 年にプライバシーマークを取得し、現在まで更新している。

 「プライバシーマークを更新する際に、ファイルのアクセスログの取得などが推奨事項でした。元来、個人情報や機密情報などを扱うことも多く、社員の意識も高い状態でしたが、さらにシステムとして強固な情報保護の措置を行うため、ファイルアクセスログ取得ツールである“MylogStar”とデバイス制御ツール“DeviceLock”の導入を検討しました」とIT ソリューション室・室長の外薗浩嗣氏は語る。

 ログ取得・分析ツールを導入しなくても、Windows ログインのログなどのログ取得は不可能ではない。しかしこれらのログからわかる情報は限られており分析に必要な情報を取得できない。万が一、セキュリティ上の問題が生じた際などに、「何が」「どこで」「誰によって」引き起こされたのかを確認することは困難だ。つまり、現実問題として状況を把握するためにこれらのログを利用することはできない。現状を把握するためには、ログ取得・分析ツールが不可欠となる。

 同社のようにプライバシーマークの取得・更新が、ログ取得・分析ツールを導入する直接のきっかけという企業は少なくない。ログ取得・分析ツールを導入すれば、現状を可視化でき、問題が起きたときのトレーサビリティを確保することはもちろん、現状何も問題が起きていないという証跡としても活用できるためだ。

追加のオプションを必要とせずメールのやりとりまで取得・分析できるMylogStar を導入

課題・解決

 検討している段階で、ほかのツールも調査したが、システムの規模やコスト、使い勝手などを多角的に検討した結果、MylogStar とDeviceLock を導入することを決定した。

 「ログの取得やトレーサビリティなどは必須でした。また、情報漏えい対策という観点からUSB 機器の制御、メールアーカイブなども必要だろうと考えていました。オプションなどを組み合わせれば、どのツールでもこれらの機能はほぼ網羅できる状態でしたが、使い勝手やコストなどを多方面から検討した結果、MylogStar とDeviceLock を組み合わせて利用するのが最適だと判断しました」とIT ソリューション室・ディレクターの宮内仁氏は説明する。
 MylogStar は追加のコストがなくても非常に多くのログに対応する。オプションになりがちなメールの保存機能も標準機能としており、追加の投資が必要ない。同社の場合、メールに関するログの取得・分析も行いたいと考えていた。メールのログ取得といえば、メールアーカイブといったソリューションを導入するケースも多いが、大容量ストレージと組み合わせた大規模システム向けのソリューションが多く、導入・構築するにはコストがかかり、同社のニーズにもマッチしない。MylogStar であれば、各種ログに加え、メールの取得もできるため、追加の投資なしに同社の要望に応えることができる。同社にとって、導入のメリットが高かったのである。

 このようにMylogStar はより多くの企業のニーズにマッチするオールインワンのソリューションとなっている。

納品物であっても申請により書き出しを許可
DeviceLock と組み合わせ情報漏えい対策を実施

エム・アール・エス広告調査 ITソリューション室 ディレクター 宮内 仁氏

エム・アール・エス広告調査
ITソリューション室
ディレクター 宮内 仁氏

 「導入してみて、ユーザーの操作が本当に見えるようになりました。その事実が周知徹底されており、強い抑止力になっていると感じています。データの書き出しは禁止としていますが、申請により行えるようにしています。お客様への納品物を書き出す際も、申請しないとできません。書き出しに関してもログを取得しているので、セキュリティは非常に向上していると思います」と宮内氏は語る。

 これらのセキュリティツールを導入する際は、現場の混乱を少なくするため、状況を見ながら制限を厳しくしていく方法が採られる場合が多いが、同社の場合、導入当初から制限を厳しくしておき、不都合が生じた場合には、緩和していくというアプローチをとっている。

 「啓蒙的な意味合いもあって制限を厳しくしました。その結果、ユーザーが何か作業する際、“この行為はしても大丈夫だろうか”と考えるようになっています。ツールによるセキュリティの向上というメリットのほかに、教育の効果が出ていると実感しています」と外薗氏は語る。

事業継続などの課題にもラネクシーに大きく期待

エム・アール・エス広告調査 ITソリューション室 室長 外薗 浩嗣氏

エム・アール・エス広告調査
ITソリューション室
室長 外薗 浩嗣氏

 同社は、MylogStar とDeviceLock を組み合わせた現在のシステムに非常に満足している。物理的にセキュリティを高められたほか、社員教育という意味でも十分効果が出ており、セキュリティの底上げを実現しているためだ。外薗氏は、「導入当時はまだラネクシーさんの取り扱いではなかったMylogStar とDeviceLock ですが、この組み合わせはさまざまな企業にもマッチすると思います」と語る。

 同社ではセキュリティだけではなく、事業継続という課題に応えるソリューションも検討している。こちらについてはツール類を検討している段階だが、ラネクシーに寄せる期待は大きい。

 セキュリティや事業継続、災害対策など企業が抱える課題は山積している。それらの課題について、各種ソリューションを取りそろえているラネクシーへの期待が高まっている。

詳細資料

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お客様概要

エム・アール・エス広告調査株式会社様

エム・アール・エス広告調査様
  • 所在地:東京都文京区本郷1丁目24番1号
  • 設 立:1971年3月4日
  • 業 種:マスコミ・広告

URL : https://www.mrs-ads.com/