44. リモートアクセスで運用する際に知っていくべきセキュリティ対策

離れた場所からパソコンを遠隔操作するリモートアクセス。この機能を利用することで、自宅や出張先にいながら会社同様の作業をすることも可能です。

スマートフォンやタブレットといったモバイル端末の高性能化とネットワークの高速化が実現したことや、働き方の多様化が求められるという背景を受けて、リモートアクセス運用の需要は今後も増えていくと考えられます。

ここでは、運用時のセキュリティ対策について詳しく説明していきます。

リモートアクセスとその活用方法

『リモートアクセス』というのは、自分が所有権を持つパソコンやネットワークに、離れた場所から通信回線やインターネットなどを利用して接続することで、在宅勤務など働き方の多様化が求められる現代においては欠かせないものになっていくと考えられています。

では、具体的にリモートアクセスを利用するとどのようなことが可能になるのでしょうか。最大のメリットは場所や時間を問わずに会社のパソコンにアクセスをして、離れた場所でも会社にいるのと変わらない作業が出来るということです。

例えば、営業先で最新の在庫情報や商品の情報を確認したり、建築現場などで撮影された現場写真やデータをパソコンへ転送したりすることも可能です。これまでは、一旦会社に戻らなければ出来なかった作業が外出先で出来るということは、企業にとっては時間とコストの大幅な削減につながるというわけです。

また、今後懸念されている大規模災害などが原因で会社へ出社することが困難になった場合でも、これまで通りの業務を続けることが可能なため、今後は幅広い分野での活用が期待されています。

リモートアクセスにおけるセキュリティの脅威

リモートアクセスを活用する上で最も気をつけたいことのひとつが、セキュリティ部分の対策です。モバイル端末などが普及したことにより、リモートアクセスはこれまで以上にさまざまな場面で活用されていくことになりますが、多くのメリットを享受できるのと同時に、セキュリティ面でのリスクを負うことになるということをしっかりと理解しておく必要があります。

コンピュータウィルス、不正アクセス、それに伴うデータの改ざんや情報の漏洩といったセキュリティの脅威は、企業にとっては金銭的な損失だけでなく信用の失墜といった大変なダメージの原因となり得るため、万全の対策を行っておく必要があるのです。

セキュリティ対策の手順

リモートアクセスを運用する上で、企業側はどのようにしてセキュリティ対策を講じていけばよいのでしょうか。具体的な手順は次の通りです。

1. セキュリティポリシーの決定
何をどのような方法で守るのか、それに対してどの程度のコストが必要なのか、セキュリティに関する基本的な方針を決めていきます。それをベースに、必要な設定や利用基準などを定めていきます。

2. ユーザー認証の実施
システムやアプリケーションを利用する人が、正当な権利を持った人かどうかを識別するためのシステムを設定します。

3. アクセス権の許可
ネットワークに保存されているファイルや情報に関して、誰が見ることができるのかという権限を設定していきます。

4. 監査証跡の取得
パソコンに誰がアクセスしたのか、どういったファイルのやりとりがされたのかという処理の内容を、時系列にそって保存された記録を取得します。

リモートアクセスは使い方次第でこれまでの業務負担を大幅に減らし効率化を図ることが可能ですが、一方でセキュリティの脅威が付いて回るというデメリットがあるのも事実です。

セキュリティ上の欠陥は大きなトラブルを招き、企業側に深刻なダメージを与える恐れもあるため、正しい理解と万全な対策を必ず施すようにしましょう。

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